共通テスト出題分野一覧
| 出題分野 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|
| 本試 | 追試 | |||
| 1.情報社会の問題解決 | ||||
| 情報やメディアの特性 | ||||
| 問題解決 | ||||
| 知的財産権 | ● | |||
| 情報セキュリティ | ● | ● | ||
| 個人情報 | ● | |||
| 情報モラル | ● | |||
| 2.コミュニケーションと情報デザイン | ||||
| 情報のデジタル化 | ● | ● | ||
| 情報デザイン | ● | |||
| 3.コンピューターとプログラミング | ||||
| コンピュータのしくみ | ||||
| 論理回路 | ||||
| アルゴリズム(線形探索) | ||||
| アルゴリズム(二分探索) | ||||
| アルゴリズム(選択ソート) | ||||
| アルゴリズム(クイックソート) | ||||
| アルゴリズム(バブルソート) | ||||
| アルゴリズムの考察 | ● | |||
| モデル化とシミュレーション(数理モデル) | ||||
| モデル化とシミュレーション(確定モデル) | ||||
| モデル化とシミュレーション(確率モデル) | ||||
| モデル化とシミュレーション(待ち行列) | ||||
| モデル化とシミュレーション(乱数利用) | ||||
| モデル化とシミュレーション(乱数利用) | ● | |||
| 算術演算子 | ● | ● | ||
| 比較演算子 | ● | ● | ||
| 条件分岐 | ● | ● | ||
| 繰り返し(回数指定) | ● | ● | ||
| 繰り返し(条件の間続ける) | ||||
| 繰り返しの入れ子 | ● | |||
| 配列の添え字の最小値が1 | ● | ● | ||
| 1次元配列 | ● | ● | ||
| 2次元配列 | ||||
| 組み込み関数(要素数) | ||||
| 組み込み関数(乱数) | ||||
| ユーザ定義関数 | ||||
| 4.情報通信ネットワークとデータの活用 | ||||
| 情報通信ネットワーク | ● | |||
| データベース | ● | ● | ||
| 情報システム | ● | |||
| 尺度水準 | ● | |||
| グラフの読み取り(箱ひげ図) | ● | |||
| グラフの読み取り(散布図) | ● | ● | ||
| グラフの読み取り(相関係数) | ● | ● | ||
| グラフの読み取り(散布図行列) | ● | |||
| グラフの読み取り(層別分析) | ● | ● | ||
| グラフの読み取り(単位量当たりの分析) | ● | ● | ||
| グラフの読み取り(移動平均法) | ||||
| グラフの計算(回帰直線の計算) | ● | |||
| グラフの計算(累積度数) | ||||
情報社会の問題解決
情報セキュリティ
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情報セキュリティ
情報セキュリティ- 情報の盗聴(盗み見)や、改竄、破壊などの不正行為や不慮の事故に対して、個人的、組織的、技術的な安全対策を講じること
インターネットやコンピュータを安心して利用するためには、情報セキュリティ対策として情報セキュリティの3要素である機密性、完全性、可用性を維持する必要があります。
情報セキュリティの3要素 機密性 認められた人だけが、その情報にアクセスできる状態を確保すること 完全性 情報が破壊・改竄・消去されていない状態を確保すること 可用性 必要時に中断することなく、情報にアクセスできる状態を確保すること -
パスワード管理
アカウント- コンピュータやサービスを利用する権利のこと
ログイン(サインイン)- 利用者を特定し利用資格があるかを確認するためにユーザIDとパスワードなどを入力し認証すること
一般的なパスワードは、数字やアルファベット、記号の組み合わせで作られ、他人が推測できないよう複雑で自分だけが覚えやすいパスワードを設定する必要があります。
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マルウェア対策
マルウェア(ウィルス)- コンピュータのシステムやソフトウェアに何らかの危害を加える悪質なプログラムの総称
コンピュータウイルス- ほかのファイルやシステムに寄生・感染する機能があるプログラムのこと
ウイルス対策ソフトウェアの利用が一般的ですが、完全に防ぐ方法はなく、感染防止対策に加え、感染時の対処方法などを常に正しく理解しておく必要があります。
ウイルスの感染経路
- Webページの閲覧
- USBメモリなどの記録メディア
- 電子メールの添付ファイル
- OSやソフトウェアのセキュリティホールから侵入
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不正アクセスへの対策
不正アクセス- ソフトウェアのセキュリティホールから侵入したり、他人のアカウントを無断で使用したりするなどして、本来、利用する権限を持っていないコンピュータネットワークに入り込んだり、無断でサービスを利用したりすること
ファイアウォール- インターネットと内部ネットワークの間に設置し、不正なアクセスを検出および遮断するシステム
不正アクセスに対しては、パスワード管理を厳重にするとともに、不正アクセスを誘導するウイルスへの対策が必要です。
一般の家庭などではルータのファイアウォールの機能を有効にします。
無線LANはセキュリティ対策が十分でない場合、電波が届く範囲であれば不正アクセスの危険があるため、万全なセキュリティ対策が必要です。
ウイルス対策 ウイルス対策ソフトウェアのウイルス定義ファイルを常に更新する セキュリティホールのためのパッチファイルという修正プログラムをインストールする サポートが終了したOSは使用しない USBメモリなどの記憶メディアに保存されたファイル、メール添付のファイル、Webページからダウンロードしたファイルは開く前にウイルスチェックを必ず行う 開発元が明らかでないソフトウェア(アプリ)はダウンロードしない 感染対策として、重要なファイルはバックアップを作成しておく 感染後の対応 感染したコンピュータをネットワークから切り離す 感染したウイルスを特定し、対処方法を調べる ネットワーク管理者や関係機関などに報告する 無線LANアクセスポイントのセキュリティ対策 無線LANの通信内容を暗号化する規格であるWPA3などを利用する ネットワーク名であるSSIDを見えないようにする 無線LANアクセスポイントに接続する際の初期パスワードを変更し、複雑なものにする
コミュニケーションと情報デザイン
情報のデジタル化
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デジタル情報
アナログ- 水銀温度計のように、温度や音の強さ、光の明るさなど連続的に変化する量を、水銀柱の長さや電圧などの連続的な量で表現すること
デジタル- デジタル温度計のように、温度などの連続的に変化する量を、時間的または空間的に一定の間隔で区切り、離散的(連続性のないとびとび)な量で表現すること
2進法- 0と1の組み合わせで数を表現する方法
2進数- 2進法で表した数値
デジタルでは、文字、数値、画像などの情報をすべて 0 と 1 の組み合わせで表現することができます。
プログラミング言語で記述された情報(命令)は、コンピュータの中ですべての情報を0と1の組み合わせの情報に翻訳され実行が可能になります。
そのため、情報を学ぶ上で、2進法の考え方への理解が必要になります。情報量の単位 種類 読み方 説明 bit ビット 情報量の最小単位 B バイト 1B=8bit KB キロバイト 1KB=1024B MB メガバイト 1MB=1024KB GB ギガバイト 1GB=1024MB TB テラバイト 1TB=1024GB PB ペタバイト 1PB=1024TB EB エクサバイト 1EB=1024PB 1024倍ごとに変わるのは、コンピュータが2進法を基本として処理を実行しているため
210=1024倍 -
数値の表現
私たちが日常的に利用している数値は、0から9までの10種類の数値を用いた10進法で表現されています。
コンピュータでは、おもに2進法による2進数が利用されますが、桁数が多くなるため、2進数の4桁(4ビット)を1桁で表現できる16進数も利用されます。
10進数、2進数、16進数 10進数 2進数 16進数 0 0000 0 1 0001 1 2 0010 2 3 0011 3 4 0100 4 5 0101 5 6 0110 6 7 0111 7 8 1000 8 9 1001 9 10 1010 A 11 1011 B 12 1100 C 13 1101 D 14 1110 E 15 1111 F -
10進数から2進数への変換
変換する数字を2進数の場合は、余りが1か0になるまで2で割り算する
11(10) → 1011(2)
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2進数から10進数への変換
変換する数字に桁の重みを掛け算して、すべての和を足し算する
1011(2) → 11(10)
桁の重み 右から n番目 3番目 2番目 1番目 10進数 10n-1 102 101 100 2進数 2n-1 22 21 20 16進数 16n-1 162 161 160 変換する2進数、16進数に桁の重みをそれぞれの桁に掛け算して、すべての和を足し算する事によって、10進数に変換できます。
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文字の表現
文字コード- 文字に割り当てられた番号のことで、JISコード、シフトJISコード、EUC、UTF-8などさまざまな種類がある
文字や記号といった文字列も0と1の組み合わせで表現することができます。
文字コードが同じであれば、OSやコンピュータの種類が違っても、同じ文字が表示されます。
文字化けや記述したコードの実行ができない場合は、文字コードの設定を確認してみましょう。文字コード JISコード 半角英数字や半角カタカナ、半角記号などを、8ビット分のコードにしたもの
日本規格協会(JIS)が定めたコードで日本で使用される、すべての文字コードの基本UTF-8 さまざまな言語の文字を扱えるUnicodeの一種
1文字を1〜6バイトの可変長で表現するのが特徴
ASCIIコードに収録された英数字や記号のコードはASCIIコードと同一のものUnicode 世界各国の文字を集めて、番号が割り当てられ管理されている集合体のこと
「同じ形の文字には同じ文字コードを割り当てる」という「文字の形と文字コードの統一化」が試みられているASCIIコード 英語の文字コードで1文字を1バイトで表現できる
7ビットで128文字分(0〜127番)を表現 -
音の表現
音- 空気の振動が伝わっていく波の現象
周波数- 1秒間に含まれる波の数
単位はヘルツ[Hz]で表す周期- 1個の波が伝わる時間
単位は秒[s]で表す音のデジタル化コンピュータに接続したマイクロホンで音をアナログの電気信号に変えデジタル化します。
音は標本化→量子化→符号化の順でデジタル化します。
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画像の表現
光の三原色- 赤(R)、緑(G)、青(B)
画素(ピクセル)- 画像の最小単位
1つの画素のR、G、Bの部分から出てくる光の明るさの割合を変えることにより、さまざまな色を表すことができる解像度- 画素の細かさのことで、高いほど滑らかな画像になる
画像ファイルやディスプレイなど → 横の画素数×縦の画素数
デジタルカメラ → 総画素数
で表す画面解像度- ディスプレイの画面上に配置された画素の細かさ
1インチ(2.54 cm)あたりの画素数で表し、単位はppi諧調- 光の明るさが変化する段階数
画像ディスプレイの画面を高倍率のルーペなどで拡大すると赤(R)、緑(G)、青(B)の光で画像が表現されていることがわかります。
R、G、Bの3つの部分をまとめて画素(ピクセル)といい、画像の最小単位になります。1つの画素のR、G、Bの部分から出てくる光の明るさの割合を変えることにより、さまざまな色を表すことができます。
画像のデジタル化画像をデジタル化するには、アナログ画像を一定の距離で分割し、赤、緑、青の成分ごとに、各画素の明るさ(濃淡)を取り出します(標本化)。
次に、各画素の明るさを最も近い段階値にそろえます(量子化)。このように赤、緑、青の成分ごとに標本化→量子化→合成することで、デジタル画像が得られます。
画像の性質とソフトウェア画像を処理する代表的なソフトウェアには次の2つがあります。
ペイント系ソフトウェア 画像を画素と呼ばれる点の集まりとして表現 ラスタ形式(ラスタグラフィックス) 拡大するとシャギー(ギザギザ)が目立つ ドロー系ソフトウェア 基準となる点からの座標や角度、太さなどで表現 ベクタ形式(ベクタグラフィックス) 倍率に合わせて作画し直すためシャギーは生じない 
ドロー系ソフトウェアは変形や回転が容易であるため、ロゴマークなどのようにさまざまな大きさで使用される幾何学的な図形を作画するのに適しています。
コンピューターとプログラミング
コンピュータのしくみ
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コンピュータの構成
入力装置- キーボードやマウスなど
文字、数値、画像、音声などのデータや命令を入力する装置主記憶装置- メモリ
補助記憶装置- ハードディスクドライブなど保存できる装置
演算装置- 計算や判断をする装置
出力装置- ディスプレイやプリンタなど、結果を表示、出力する装置
制御装置- 入力装置、主記憶装置、補助記憶装置、演算装置、出力装置を制御する装置
中央処理装置(CPU)- 演算装置と制御装置
ハードウェアコンピュータは、入力装置、主記憶装置、補助記憶装置、演算装置、出力装置、これらの装置を制御する制御装置があります。
各装置をハードウェアといいます。コンピュータで情報を処理する場合、あらかじめ処理の手順を指示しておく必要があります。
この処理手順を一定の形式で表したものをプログラムといいます。
基本ソフトウェア- オペレーティングシステム(OS)
ユーザーインタフェースの作業を行う応用ソフトウェア- ワードプロセッサ(文書作成ソフトウェア)、表計算ソフトウェア、画像処理ソフトウェア、Webブラウザなど
ユーザーインタフェース- 利用者とコンピュータとの間の入出力の手段
利用者の使いやすさに影響する周辺機器- 入出力装置や補助記憶装置などのコンピュータ本体でないもの
デバイスドライバ- 周辺機器を動作させるためのプログラム
ソフトウェアソフトウェアには、基本ソフトウェアや応用ソフトウェアがあります。
基本ソフトウェアのOSは、デバイスドライバというプログラムを追加することで、さまざまな周辺機器に対応させることができます。

